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漫画「あさまるさん」第47話『続々・ホトトギスの「托卵」』

:これは第24話『ホトトギスの「托卵」』および第38話『続・ホトトギスの「托卵」』の続編にあたります。
続々・ホトトギスの托卵
ホトトギスやカッコウというのは、何ともズル賢い鳥である。
自分では子育てをせず、ウグイスやモズなど他の鳥の巣にこっそり卵を産みつけ、育ててもらうのだ。
さらに恐ろしいことに、産みつけられた卵は宿主の卵より先に孵化し、なんと他の卵を背中で押して巣の外に捨ててしまう。
そうとも知らず、宿主の鳥はこのアカの他人(それどころか他種)のヒナをいっしょうけんめい育てるのである。
いやー、自然って…

と、こういった説明は、テレビの自然番組でほぼ100%使われている典型的な例だ。
どういうわけか、親子愛や家族愛、男女の恋愛といった視点から捕らえた表現になってしまう。
ご存知のとおり、真実は異なる。
ホトトギスはズル賢くないし、ウグイスも間抜けなお人好しではない。
このような驚くべき生態になった理由については諸説あるようだが、概ね次のように説明されている。
巣を作る生物は、常に自力で一から巣を作り上げる者ばかりではない。
他の個体の残した巣や、放置された作りかけの巣、さらには他人の巣を奪ったりして利用することも多い。
この方が費やすエネルギーが節約でき、その分、力を他人との競争に振り向けることができる。
そして、時には間違って他人の巣に卵を産んでしまうケースもあったと思われる。
産みつけられた方も、気づかずに育て上げてしまうこともあっただろう。
さて、こうして育ったヒナがうまいこと生き残ってしまった場合、このヒナも親と同じ性質(そそっかしさみたいな)を持ち合わせている可能性が高いので、やはり大人になって、また他人の巣に卵を産んじゃうかもしれない。
もし、この手法の方が、自力で巣を作ってエサをせっせと集める「まじめな」手法よりも生存に有利だったとしたら…。(上記のように、エネルギーを他のことに振り向けることができるから)
そういうわけで、長い年月を経て、現存するホトトギスはほぼすべて、他人の巣に卵を産む派ばかりになってしまったというのだ。
実際はこんなに単純な図式だけでは表せないらしく、他の卵を見破る宿主との間で激しい淘汰の嵐が吹き荒れたと想像される。
だが、少なくとも、「ズル賢さ」や「人の好さ」などという言葉とはまるで無縁な世界なのは確かだ。

さて、こういう説明って、味気なく夢もなくつまんないだろうか?
生命の営みをすべて人間的なお涙チョーダイ的な愛と感動の物語に仕立て上げる自然番組の方がそんなに面白い?
私としては、もっと進化論的視点の入った硬派な自然番組を見たい、と思っているのだが…。

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タグ: 進化論 ホトトギス カッコウ 托卵 生物学 ドーキンス 利己的な遺伝子 4コマ漫画

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プロフィール

ヨハン・ミズヴィッチ

Author:ヨハン・ミズヴィッチ
33歳にしてクラリネットを始める。
楽器仲間のあらゆる編成に合わせて編曲してしまうのが趣味。
巷にあふれるBGMが大の苦手で、もっと生演奏が街中で聞かれないかと願っている。
その反面、iPod nanoのヘビーユーザーでもある。
最近は4コマ漫画執筆に熱中。

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